scr ファイルの中身はなに
MS-Windows のスクリーンセーバファイルは .scr の拡張子を持ちます。 このファイルの実態は普通の Windows アプリケーションです。 ただし、①常に全画面表示で、②ウィンドウ枠とタイトルバーを持たず、③常に最前面表示で、④多重起動できず、⑤キー入力かマウス入力で終了することが求められます。 また、後述するオプションをサポートするべきです。
オプション
スクリーンセーバとして構成される Windows アプリケーションは次のオプションをサポートするべきです。
ただし、/c
と /a
については、オプションの引数として渡される HWND 値を利用しなくても問題ありません。
この HWND 値を親ウィンドウのハンドルとして登録することでウィンドウの回り込みを防ぐことができます。
/s
- スクリーンセーバを実行する。
/c[:nnnn]
- 設定ウィンドウを実行する。
nnnn
はシステムのスクリーンセーバ設定ウィンドウのウィンドウハンドルを 10 進数で表したものである。/p [nnnn]
- プレビューを実行する。
nnnn
はシステムのスクリーンセーバ設定ウィンドウのウィンドウハンドルを 10 進数で表したものである。/a [nnnn]
- いわゆる Windows 9x 以前でのみ利用され、Windows NT 以降はシステムがパスワード入力画面を表示する。
- (引数なし)
/c
が渡されたときと同様の処理を実行する。
参考
- Akky, スクリーンセーバーの引数のあれこれ, 2021-08-02 閲覧.
- tenk*, CでWin9xのスクリーンセーバーを作ってみる, 2000-05-28 公開, 2001-12-16 更新, 2021-08-02 閲覧.